頭痛
頭痛の代表的な病名(詳細)
緊張性頭痛
原因と状態
多くは、不良姿勢による筋肉の緊張や筋肉のアンバランスによる緊張が継続し、その結果として、頭痛が出てきます。
首の前後の緊張や肩凝りが原因で出てくる頭痛です。
近年、片頭痛が一定期間継続した後に、緊張性頭痛になるという考えも出てきました。
症状
頭が重い、どんよりする、だるい、鈍く痛むなど、ズキズキする頭の痛み以外を頭に感じる。多くは頭と首の境目、目の奥に痛みとして感じる。
凝りが無くならなければ、頭痛が続くため、一ヶ月の大半を頭痛薬を飲む方も少なくありません。
対応
基本的には、筋肉や関節に対してアプローチをして、緊張を和らげ、緊張している筋肉に負担が掛からないようにします。
関節の動きが悪くなると、周囲の筋肉に緊張が及ぶこともあり、マッサージだけでは一時的な軽減に留まることがあります。
一回で良くなったりするケースがありますが、多くは数回の治療で、現在頭痛を感じている頻度を少なくしていきます。
一回で良くなりますと標榜する治療室には、行かない方が良いように思います。
自宅でできることとしては、湯船に浸かることが良いと思います。筋肉が緩まるため、緊張が減少し頭痛が減っていきます。また、朝から首や肩に重だるさを感じる場合には、枕を含む寝具を変更するのも良いかもしれません。
代替療法の中でもカイロプラクティックによる治療の効果が高いように感じます。
ただし、首のある部分を押すと頭痛が出てくる場合では、鍼が最も効果的になります。
内科による投薬(痛み止めや筋肉を軟らかくする薬)の治療だけの場合は、代替療法を選んだ方が良いことがあります。
片頭痛
原因と状態
多くは、頭の中の血管が拡張して、循環が良くなり過ぎるために、血管が広がったために頭痛が出てくると言われています。
ただし、頭痛の出方によって、血管が一時的に狭くなったために出ていると思われる片頭痛もあります。
症状
ズキズキと感じる頭痛を感じます。
片側だけに頭痛を感じた場合に、片頭痛という分けではなく、頭全体や後頭部のみなど、様々なケースがあります。
頭痛を感じる前に、眼の前に光が飛んだりと、前駆症状と呼ばれるものを感じる方もいらっしゃいます。
対応
内科や頭痛外来で処方されるトリプタン系薬剤(一日一度しか飲めない薬)はかなり効果的です。特効薬を持っているので安心感もありますので、オススメです。
お風呂で温めると、血管が広がるために痛みが強くなる可能性が高くなりますので、注意してください。
ただし、ズキズキする頭痛の中にも、筋肉が原因で出てくる頭痛もあります。
実際、片頭痛と診断された方を治療していると、約半数が筋肉の治療をすると頭痛の頻度が減ります。そのため、一度カイロプラクティックの治療を受けてみるのも良いかもしれません。頭痛が得意な先生の治療を受けると良いでしょう。
混合性頭痛(複合型頭痛)
原因と状態
緊張性頭痛と片頭痛の混合による頭痛です。
症状
症状や場所は様々です。
緊張性頭痛の症状である【頭が重い、どんよりする、だるい、鈍く痛む】、片頭痛の症状である【ズキズキする頭の痛み】を頭に感じる。
始めは、片頭痛の痛みのズキズキする痛みで、その後の痛みに対する反応として、筋肉が緊張し、緊張性頭痛の痛みが主になってきます。
対応
内科や頭痛外来で処方されるトリプタン系薬剤(一日一度しか飲めない薬)はかなり効果的です。特効薬を持っているので安心感もありますので、オススメです。
また、緊張性頭痛の症状が強く出ているときに、カイロプラクティックやマッサージ、入浴は効果的です。
ただし、片頭痛の症状が強く出ているときに、お風呂で温めると、血管が広がるために痛みが強くなる可能性が高くなりますので、注意してください。
ただし、ズキズキする頭痛の中にも、筋肉が原因で出てくる頭痛もあります。
実際、片頭痛と診断された方を治療していると、約半数が筋肉の治療をすると頭痛の頻度が減ります。そのため、一度カイロプラクティックの治療を受けてみるのも良いかもしれません。頭痛が得意な先生の治療を受けると良いでしょう。
群発頭痛(群発性頭痛)
原因と状態
現在は、三叉神経と呼ばれる顔の感覚に関わる神経と頚部の自律神経が関わっていると考えられる頭痛です。
症状
多くの場合、患者は中年男性で、目の奥に信じられないほど痛みを感じます。
その頭痛は、数日から数週間の間に集中し、それが終わると、数週から数ヶ月後に再び現れます。頭痛は、平均30分続き、患者が今まで感じた痛みの中で、最も強い痛みです。
その他、頭痛と同じ側に、目の充血、勝手に涙が出る、鼻水が詰まる、額および顔面の発汗などの症状も見られます。
アルコールで悪化しやすく、また喫煙歴がみられることもあります。
対応
基本的には代替療法の治療対象ではなく、頭痛外来などを受診してください。
高濃度酸素の吸入や酸素カプセルにより改善が見られると言う報告もあります。
2010年時点で、頭痛外来でも、片頭痛に比べると効果的な治療法がないとされています。
そのため、予防的に頚部を始め、身体のバランスを整えてみるのも一つかもしれません。
ムチウチ後の頭痛
原因と状態
交通事故や歩行時に、交差点などで不意に何かにぶつかるetc.の急な原因で、首周囲の筋肉や関節、靱帯に傷がついた状態です。その傷が原因で頚部の筋肉が緊張する。
あるいは、筋肉自体が強く伸ばされる反動で、緊張してしまうために頭痛が起きてきます。
きっかけとなる原因のあった日の3~4日後にかけて痛みが強くなります。
完全にリラックスした状態の際には、急な力が加わり、損傷が大きくなります。通常、何かがぶつかるときに見えていると、覚悟ができ、首周囲の筋肉が緊張するため、傷が大きくなりませんが、不意にぶつかられると、損傷が大きくなります。
症状
頭痛の場所やその痛みの程度は様々です。
首の痛みのため、全く動けなくなる状態から、多少動きが緩慢になる状態まであります。
その他、日光の光がまぶしく辛かったする場合があります。
対応
基本的には、筋肉や関節に対してアプローチをして、痛めた場所に負担が掛からないようにして、傷が治るのを待ち、さらに違和感などの後遺症が残らないようにするのが目的です。
一回で良くなったりするケースがありますが、傷が完全にある場合は、時間が掛かります。
その状態が確認せずに、一回で良くなりますと標榜する治療室には、行かない方が良いように思います。
また、湯船に浸かることは避けておいた方が良いと思います。先生によっては温めると言う先生もいますが、炎症があるため、痛みが強くなります(ただし回復が早くなる可能性はあります)※指を切ったときにお風呂に入ると痛みが強くなるのと同じです。
きっかけにより整形外科を受診した方が良い場合があります。骨折など骨折をしている場合があります。この場合は、代替療法ではなかなか改善が見られないことがあります。
特に交通事故の場合は、整形外科受診は必須です。自動車事故の場合は、保険会社による指示で、接骨院などの健康保険が利用できる治療院を指示されるでしょう。その場合は、指示に従って下さい。ただし、接骨院や整形外科に「どのくらいで回復するか」を確認し、指示通り継続して通っても、改善が見られない場合は、自費になりますが、その他の療法を受診してください。通常、受傷からの期間が短いほど効果が現れやすいため、早め早めの対応をし、元の身体を取り戻しましょう。
整形外科で、投薬や牽引の治療だけの場合は、代替療法を選んだ方が良いことがあります。
一部で、ブロック注射が効果的の場合がありますので、整形外科で御相談下さい。
視力矯正後の頭痛
原因と状態
突然、視力が上がるために、その変化に身体が対応しきれないため出てくる頭痛です。
近年、レーシック手術後に頭痛を訴える方が増えてきました。
症状
日光の光がまぶしく辛かったり、その結果、頭痛が強く出てくる場合があります。
痛みを感じる場合は、強くなるケースが多いように感じます。
多くの場合は、片頭痛の症状と似ており、片側のコメカミを中心にズキズキした頭痛がでてきます。
対応
症状が軽い場合は、頭痛薬などで、1週間ほどすれば軽減してきます。
ただし、症状が強い場合や、痛みが継続する場合は、筋肉や関節に対してアプローチをして、負担が掛からないようすると軽減するケースがほとんどです。
多くは、数回(2~3回)で良くなりますが、元々頭痛持ちの方は、時間が掛かります。
また、目を冷やすと楽になることも多いので、湯船には浸からない方が良いかもしれません。
1度のケアで変化が見られない場合は、別の治療院に掛かってみてください。
歯や顎の問題による頭痛
原因と状態
顎関節症と診断されている・されていないに関わらず、食事内容(硬い食べ物)や長時間の会話の後に見られやすい頭痛です。
長時間休むと痛みがなくなるために、安静にして休養したり、睡眠により改善が見られます。
歯科治療中あるいは治療後から感じ始めるケースが多いです。
症状
片頭痛のようなズキズキする、あるいは鈍い頭痛を感じます。主に耳の上付近やコメカミ周辺に感じることが多いようです。
その強さは全く動けなくなる状態から、多少動きが緩慢になる状態まで様々です。
対応
かなり見逃される頭痛です。
医療機関を薦めるのもかなり難しいのが現状です。歯科治療後に感じ始めるケースが多いのは事実ですが、ミリ単位の歯の高さ違いで生じるため、歯科医も対応が難しいと思います(経験上、歯科治療後の頭痛は内科や頭痛専門外来に行きなさいと言う歯科の先生が多いように感じます。)
首の筋肉を治療すると軽減するケースが多いので、まずは代替療法を受診して下さい。
理想的には、しっかりと知識のある先生を受診するのが一番良いのですが、あまり知られていないためか、そのように説明されたことのある患者さんに出会ったことはありません。
注意!
歯科治療後の頭痛は、歯科医が悪いのではなく、ミリ単位という性質上難しいので、誤診や技術不足というわけではありません。
歯の噛み合わせを確認するために、赤い紙をカチカチと噛んで調整しますが、頭痛が出てくるのはしばらく(週単位あるいは月単位以上)してからと言う事実もあり、なかなか難しいと思われます。
大後頭神経痛
原因と状態
主に首の凝りが原因で、神経が圧迫され、その結果、神経が支配する領域に痛みを感じます。
症状
必ず後頭部に痛みを感じます。
基本的には、後頭部~頭頂部に掛けての痛みですが、首を前に倒すなど動かした瞬間に、ビリっとした痛みが頭頂部にも感じることがあります。
対応
基本的には、主に筋肉、状況により関節に対してアプローチをして、筋肉に負担が掛からないようにします。
一回で良くなったりするケースがありますが、生活習慣を改めないと再発するケースが多いです。
また、湯船に浸かり筋肉を緩めるのも良いと思います。
鍼灸の得意分野の頭痛の一つです。神経の出口の両脇に鍼を刺し、筋肉を緩めると直ぐに改善が見られます。
そのため、鍼灸を受診することが最も速効性があり、効果的であろうと思います。
ただし、生活習慣改善やカイロプラクティックによる関節機能の回復を併用すると効果が持続しやすく、また再発しにくくなるので、オススメします。
頚椎原性頭痛
原因と状態
筋肉や靱帯などに大きな問題が無く、首の関節が原因で、頭痛が出てきている状態です。
症状
程度や痛みの場所は様々です。
首の痛みのため、全く動けなくなる状態から、多少動きが緩慢になる状態まであります。
対応
基本的には、関節に対してアプローチをし、関節の機能異常を改善させるのが目的です。
首を鳴らすクセがある人は、鳴らし方により痛みが更に強くなることもあるので、専門家に任せておいた方がイイでしょう。
多くは一度のケアで、良くなりますが、首を鳴らされるのが怖い人は少し回数が必要となります。
おそらくカイロプラクティックが最も効果的だろうと思います。
一部で、ブロック注射が効果的の場合がありますので、近隣に信頼できる先生が居ない場合は、ペインクリニックや整形外科で御相談下さい。
脳腫瘍が原因の頭痛
原因と状態
脳に腫瘍があり、その腫瘍が脳の中で広がるため、頭痛が出てきます。
症状
通常、腫瘍は少しずつ大きくなるため、3ヶ月くらいかけて徐々に痛みが強くなってきます。
他の頭痛と異なるのは、「朝起きたとき」に頭痛が強くなり、日中は軽減することが圧倒的に多いことです。また、ほぼ毎日頭痛を感じます
また、頭痛以外の症状(手足の痺れや力が入らない、物が二重に見えるetc.)の他の症状が見られます。
その他の目安として、首を曲げたとき(もともと首の痛みがない時)に、痛みのために顎が胸につかなくなると言うケースもあります。ただし、必ずしも現れるわけではないので、あくまで指標の一つとなります。
対応
まずは、頭痛外来や脳神経外科を受診して下さい。
頭痛が【一ヶ月以上】継続して感じ、また徐々に強くなっている場合、【50歳以上】で【初めて】、あるいは【今までと違う頭痛】を感じた場合の必ず専門病院を受診して下さい。
頭痛以外の症状は一部の片頭痛でも出てきますが、片頭痛だと思っていて、手遅れになるのも問題なので、専門病院を受診して下さい。
また、「朝起きたとき」の頭痛は、枕が合っていない事が原因で起きることがあります。その他、シーツと枕の材質上、寝ているときに枕が滑りやすい場合も感じますので、座布団などを利用して寝てみて、痛みが続くかを確認してみて下さい。
脳血管が原因の頭痛
原因と状態
脳の血管が切れて、頭の中で広がるため、頭痛が出てきます。
原因は様々で大きく以下のものに分けられます。
1.生まれもって脳の血管に奇形がある
2.頭をぶつけた
3.年齢を重ね、血管がもろくなる(多くは一時的あるいは常に血圧が高い)
4.上記の複合
症状
基本的にはズキズキするタイプの頭痛に近いです。しかし、原因によっては、締め付けられる痛みに感じる頭痛として現れることもあります。脳腫瘍と共通しているのが、徐々に悪化し、また朝に痛みが強くなりやすいことです。
特に気をつける必要があるのは、繰り返し小さな力でぶつけたときで、スキーやスノーボードの初心者で、なだらかな場所で転倒を繰り返したなどがそれに当たります。
その他の目安として、首を曲げたとき(もともと首の痛みがない時)に、痛みのために顎が胸につかなくなると言うケースもあります。ただし、必ずしも現れるわけではないので、あくまで指標の一つとなります。
対応
頭をぶつけた後に、急に症状が出てきた場合は、救急車を呼んで下さい。
奇形した血管やもろくなった血管が破裂する前兆として、手足の違和感や力が入らない、滑舌が悪くなる、記憶が一時的に無くなるなどが出てくる場合と、完全に突然症状がでる場合があるため、対応が難しいのが現状です。
子供がジャングルジムなど高所から落ち、その後、本人の意識無く(気持ち悪さがない)、嘔吐している場合は、確実に救急車を呼んで下さい。嘔吐していることに気付かず遊んでいる場合もあります。
眼や耳や鼻が原因の頭痛
原因と状態
それぞれの場所の疾患により、頭痛が出てきます。
代表的なものとして緑内障、耳炎、副鼻腔炎があります。
特に見逃されやすい副鼻腔炎について触れていきます。
症状
頭痛の場所は、額あるいは、目の下で頬骨の付近に感じます。
鼻水、鼻づまり、異臭、身体を前に倒したとき(おじぎ)に強くなる頭痛があります。
見逃されやすい副鼻腔炎の多くは、風邪の直前直後の急性副鼻腔炎で、元来頭痛持ちの方は、マッサージや整体などに行って見逃されます。
対応
耳鼻科を受診して下さい。
特に、風邪の後の頭痛で感じるようになり、場所は、額あるいは、目の下で頬骨の付近に感じる場合は可能性が高くなります。
上記に加え、異臭、頭痛が首を前に倒したときに強くなる場合は、可能性が高くなります。
投薬や排膿により早期に改善が見込まれます。
また、風邪が完全に治ると、軽減することがほとんどですが、稀に慢性の副鼻腔炎になり、長期化することもあるので、早期の対応が必要です。
浅側頭動脈炎
原因と状態
側頭部にある動脈に炎症が起きた状態です。炎症があるため側頭部に痛みを感じます。
症状
特徴的なのは、側頭部の皮膚を触ったときに痛みを感じます。そのため櫛で髪をとかしたときや帽子をかぶった時に痛みを感じます。
通常、高齢者に多く見られます。
対応
内科を受診して下さい。
この状態は、放っておくと失明する危険があるため、必ず内科を受診して下さい。
帯状疱疹
原因と状態
体力や免疫力の低下により、神経に沿って帯状疱疹がおき、そのため痛みを感じる状態です。
症状
多くは、頭の片側で、側頭部から後頭部付近に痛みを感じます。
浅側頭動脈炎と同様、触ったときに痛みを感じます。特徴的に異なるのは、皮膚に湿疹がみられることです。頭皮に湿疹が出来た場合は、見逃されやすいので、注意が必要です。
ただし、発症初期には、ピリピリとした感覚(過敏になっている感じ)だけの場合もあります。
対応
内科あるいは皮膚科を受診して下さい。
帯状疱疹は、現在良い抗ウイルス薬が出来ており、早期に回復します。放置していると、帯状疱疹後神経痛と呼ばれる状態になり、常に痛みと付き合って行かなければならないこともあります。
通常、帯状疱疹は肋骨に多く、次いで顔面なのですが、まれに手足や頭に出てくる場合があります。そのため見逃される可能性があります。
また帯状疱疹後神経痛は、年齢の確率(20歳なら20%)程度で起きるとされています。
高血圧性頭痛
原因と状態
血圧が高い状態のときに感じる頭痛です。
症状
通常、帽子をかぶったような、あるいは輪っかをはめられたような痛みを感じ、多くは締め付けられるような頭痛として感じられるようです。
対応
基本的には、内科を受診して下さい。血圧のコントロールが出来れば、軽減してきます。
ただし、運動や強いストレス後に、上記のような強い頭痛を感じた場合は、救命救急を受診して下さい。
まれに若年者で上記の様な頭痛を感じることがあり、その際も同様に救命救急を受診して下さい。
通常は、高齢者の頭痛として多く見られますが、高血圧を招く病気(褐色細胞腫など)である場合は、若年者でも見受けられます。
低血糖による頭痛
原因と状態
以下のような血糖値が低い状態のときに感じる頭痛です。
1.長時間、食事を取っていない
2.食事を取ったときに、インシュリンが出過ぎたために、血糖値が低くなって生じる
症状
多くは、14〜16時頃に感じ始めます。
頭の痛みに関しては、ズキズキや鈍い痛みなど様々な痛みを感じます。
その他に、めまいを感じることもあります。
対応
食事の取り方を注意しましょう。
パスタよりは、お米などの方が、ゆっくりと血糖値があがるため、インシュリンの出過ぎを防げます。
また、昼食と夕食の間に、アメなどのおやつを食べてみて下さい(チョコレートはカフェインが入っているために、基本的にオススメしません)。
子供は運動量が多いため、低血糖性の頭痛を感じやすいでしょう。そのために「おやつ」が必要となります。お子さんが頭痛を感じる場合は、病院で異常がないことを確認し、その後「おやつ」をきっちりと食べさせましょう。
脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)
原因と状態
一般に外傷(交通事故や転倒)により、脳を浮かべている液体が漏れ出てくるために頭痛を始め、様々な症状を感じるようになります。
ただし、これといった原因がないのに起きることもあります。
症状
症状は様々です。
1.頭痛だけに限らず、様々な場所に痛みを感じる
2.様々な脳神経症状も起きますが、特に聴覚と視覚に影響が強く出る傾向があります。
3.自律神経症状(内臓全般、特に胃腸系の問題や体温調整が上手く行かない)
が主に見られます。それ以外に心身疲労など多岐にわたるのが特徴です。
これらは、天気が悪く前に症状が増悪、横になると軽減する、脱水により増悪する傾向が見られます。
この横になる軽減という点から、なまけているだけだと勘違いされることも少なくありません。
対応
対応できる病院が少ないのが現状です。最近認知度が上がってきましたが、対応できる病院が少なく、まずはかかりつけの内科あるいは近隣の脳神経外科を受診して、相談してみて下さい。
その際、横になっていると楽であるが、座ったり、立ったりすると強くなる頭痛で、脳脊髄液減少症ではないのでしょうか?と尋ねてみて下さい。
脳脊髄液減少症が認知され始めてから、この病名を言われた患者さんが増えてきました。
ただし、実際に脳脊髄液減少症だけによる症状は、それほど多くはなく、首の筋肉や腰の筋肉の治療を行うと頭痛などが軽減し、日常生活を楽に送れるようになるなど、代替療法でもお手伝いできる範囲が多いように感じます。
ただし、原因から考えると整体やカイロプラクティックの強い施術により発症あるいは悪化の可能性も完全に否定は出来ないように思うため、その知識を持った先生に掛かるか、マッサージや鍼灸を受診するのも良いように思います。
その他の病名
その他
【代替療法で対応できる】
単純な首周囲の筋疲労
腹筋の低下による首の筋疲労
【代替療法で対応できない】
カフェイン中毒
緑内障
中耳炎
など様々な病気があります。
ただし、
どのような療法(整形外科や代替療法を含む)に掛かっていようと、ただ単純に頭が痛いと伝えていると的確に原因が分からないことが多くあります。
自分で気になるところを意識して伝えて下さい。
また、いずれの治療を受けていたとしても、1ヶ月ほどしてあまり効果を感じない場合は、別の治療法を試してみてはいかがでしょうか?
個人的な意見としては、予約制ではないところや、接骨院のように多数の人が来る場所では、あまりしっかりと原因を判断していないように思います。