注意事項

このサイトは、ある臨床家の考え方だと思って下さい。
何かの症状はあるが、病院のどの科に行って良いのか分からないと言った方の助けになればと思い、可能な限り簡単な文章で、わかりやすさを意識して作りました。
医療知識がないと、どうしても自分の症状を甘く見積もる傾向にあるので、このサイトをみて安心することなく、必要に応じて医療機関に行くようにして下さい。

手のしびれの原因となる代表的な病名(概要)

代表的な病名

椎間板ヘルニア

首の痛みとともに、ビリビリとした強い痺れを手に感じる状態です。通常、10〜20歳代に多く見られます。また、年を重ねてから症状が出始め、30〜40歳代にMRIを撮って始めて、診断されることもあります。


変形性頚椎症

首の骨が変形し、そのため、首の神経が出てくる場所が狭くなる、あるいは骨の出っ張りが神経を圧迫するためにビリビリとした強い痺れが出てきます。通常、30歳代後半から多くなってくる状態です。


椎間関節症候群

椎間板ヘルニアや変形性頚椎症と最も混同される状態です。椎間板ヘルニアと異なり、鈍い痺れを感じることが特徴です。首の痛みを伴う場合と伴わない場合があります。


胸郭出口症候群

首〜肩、胸前の筋肉や骨により、神経が圧迫されるために手や腕に痺れが出てくる状態で、通常、鈍い痺れです。


円回内筋症候群

肘の前にある、手の平を返す筋肉の使いすぎで、神経が圧迫され、手の平と指(ただし、小指と薬指の一部を【除く】)に痺れを感じるような状態です。


手根管症候群

手首で、神経が圧迫され、指(ただし、小指と薬指の一部を【除く】)を中心に痺れを感じる状態で、上記の円回内筋症候群と混同されやすい状態です。


肘部管症候群

肘の内側で、骨や筋肉が原因で、神経が圧迫され、小指と薬指の一部に痺れを感じる状態です。痺れは原因により、鈍い痺れとビリビリとした強い痺れの両方の可能性があります。


ギオン管症候群

手の平の小指側で神経が圧迫され、痺れが出てきます。小指と薬指の一部に痺れを感じます。手首を多く使う方に見られやすいです。


その他の手のしびれの原因

上記の多く見られる疾患以外にも様々な原因が考えれらます。単純な筋疲労などがあります。

関連情報

首や肩の痛みを感じる代表的な病名

ムチウチ(頚椎捻挫・頚部筋損傷)

交通事故などが原因で、首周囲の筋肉や靱帯に傷がついたために痛みがでている状態です。


寝違え

通常、寝ている姿勢が悪く、首に痛みが出てくる状態です。朝起きた直後から痛みを感じる場合と、徐々に痛みが増し、午前中に強く痛みを感じるようになってくる状態があります。


椎間板ヘルニア(椎間板障害)

手や腕に痺れが無くても、レントゲンやMRIを撮ると、椎間板が膨らんでいて、それが原因で痛みを感じていると言われた状態


変形性頚椎症

加齢などによる筋力不足や首を鳴らすクセによる不安定さが原因で、首の骨が変形した状態です。


椎間関節症候群

椎間板ヘルニアや変形性頚椎症と最も混同される状態です。首の痛みや凝りの原因となります。
時折、手や腕に鈍い痺れを感じることも特徴の一つです。


肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)

原因は不明ですが、片側の肩あるいは両肩が徐々に痛みを感じるようになり、最終的には、肩を上げられなくなり、さらに夜間痛みで目覚めるような状態です。


心臓の問題

通常、左肩や左背中や左上腕、さらに左顔に付近に鈍い痛みを感じる状態です。


胆嚢の問題

腎通常、右肩や右背中、右上腕、さらに右顔に付近に鈍い痛みを感じる状態です。
 


その他の病名

上記の多く見られる疾患以外にも様々な原因が考えれらます。単純な筋疲労などがあります。